社長メッセージ

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代表取締役社長金子 成一

さまざまなことに挑戦した20代前半

1959年に父親が起業し、1961年に初めてモーター付きの機械を加工する商いを始めました。中学卒業後から3年間家業で働いた後、18歳で外の世界へ。最初の1年間は、土木建築会社を転々とし、19歳で土木関係の千原生コンのグループ会社「千原組」に就職。ここで土木の仕事を覚えました。その後、23歳で同級生の幼馴染と一緒に事業をスタートさせました。コンビニエンスストア事業、お菓子の乾物や生活用品のルート営業をしたりしていました。ただ、これは生業(なりわい)ではないなと感じ、友達と話し合った結果、脱退しました。

再び、先代の社長の元へ。営業時代の奮闘。

当時は京都から湖南市に工場が移転して数年目、姉からのアドバイスもあり、24、25歳で再び家に戻ってきました。私には社会に出て得た違う世界の経験があります。これからの時代、部品加工だけでは乗り越えていけないんじゃないかと考え、先代の社長に機械メーカーになりたいという話をしました。 「やってみろ」と言われたため、機械の受注からスタートです。お客さまが求める機械、求める生産性を知るために、滋賀県内各地に営業に行きました。先代が取引をしていたダイハツ工業さんに訪問し、初めて受注したのが、自動車のボディをプレスするラインのサポート装置です。その後、SONYさんからテレビのブラウン管、ガラスに黒色を塗る機械や搬送機を受注。パナソニックさんからは、黒色に塗る前に揮発性の高いオイルを使って洗浄する洗浄機を受注しました。機械組み立てを目指し、奮闘した日々は、今のカネコのあり方につながっています。

製造業が面白い3つの理由

01自分の仕事を通じて、
みんなの生活が楽になる喜び

自分が関わった機械、部品を通じて、人々の生活が豊かになり楽になっていきます。自社の機械製品は、日本国内だけでなくインドネシア、韓国、中国、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリスをはじめとした世界各国に納品しています。つまり、それだけ多くの人の生活に関わっているということ。かなり壮大なレベルの話になってしまいますが、生活向上に貢献できていることは事業を進める上での大きな喜びです。

02子どもの頃のものづくり体験

子どもの頃、プラモデルをつくったり、隣近所のお兄さんたちとラジコンをつくったりした経験があります。教えてもらったり自分たちで考えたりしながらおもちゃをつくる。つくることがすごく楽しいと感じる。完成したら動かして遊ぶ。さらに楽しい。この感覚は、お客さまから受けた相談をどうやって実現させるか考えることや、実際に完成させたときの喜びに近いものがあります。現在の製造業につながるものづくりの原点です。

03職人としてのプライド

私は職人です。常に職人でありたいと思いますし、死ぬまで職人でいたいと考えています。職人は人と同じことをしていてはダメ。人よりも謙虚に、そして貧欲に仕事を覚えていく。そして、オンリーワン、自分にしかできない技術を用いてものづくりをする。職人のプライドを持ち、ものづくりと向き合うことでまた新たな面白さが見えてくるのだと思います。

会社のビジョン

中小企業には、たくさんの加工メーカーさんがあります。そして、それぞれがこだわりをお持ちです。すごくいいことだと思います。その中で、当社のこだわりは「人に負けたくない」「人ができないことをやっていきたい」この部分に尽きます。会社のスローガンは「小さな会社でもきらりと光る技術」技術がくすんでしまわないように、常に上を見て、全社員が胸を張って生きていける会社にしていきたいです。私は、決して自社の技術が最高だとは思っていません。「最高になりたい」と思っていますが、最高の技術だとは思っていません。だからこそ、今以上に自分達で考え、向上できる、技術を伸ばしていく、そのような社員を育てたいとの思いが強いです。

社員への想い

すべての方々には可能性があります。チャンスが必ずあります。ただ、チャンスをどのように掴むかは自分の意識と自分の努力です。そのためには、自分の思っていることを心に宿してください。そして「チャレンジできないことはない、成功するんだ」という思いをしっかり持ってもらえればと思います。

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アクセス

本社

滋賀県湖南市岩根1780

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第2工場

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